赤ワイン&泡の魅力!赤ワインのスパクーリングワインとは!?

ワインバーやレストラン、バルなどで「赤いスパークリングワイン」に出会ったことはないでしょうか。

一般的にスパークリングワインというと白ワインやロゼワインが主流であり、赤ワインから造られているスパークリングワインは希少です。

しかし近年、そんな赤ワインのスパークリングワインの人気が沸騰中。日本国内でも多く見受けられるようになりました。

ここでは、赤ワインから造られているスパークリングワインについて解説します。

赤ワインのスパークリングワインとは?

スパークリングワインといえば無色透明だったり黄金色、ロゼ色といった外観が一般的です。

そのため、赤色のスパークリングワインに出会うと違和感を感じてしまう方も少なくありません。“着色されているのか?”とか“欠陥ワインなのか?”など、不安に思ってしまうことでしょう。

しかし、赤ワインのスパークリングワインは古くから造られている伝統的なワインであり、イタリア・エミリアロマーニャ州をはじめ、オーストラリアやポルトガル、日本など世界中で製造されています。

その見た目のユニークさはもちろん、軽快で爽やかな口当たりとコクのある風味、食事と合わせやすいという特徴からワイン愛好者たちも大注目。

白色やロゼ色のスパークリングワインだけではない、ワイン選びの新しい選択肢となってくれることでしょう。

赤ワインのスパークリングワインの造られ方

赤ワインのスパークリングワインは、その名の通り、“赤ワインから造られているスパークリングワイン”。

一般的なスパークリングワインは、ワインに色がつかない白ブドウを使用して造られますが、赤色のスパークリングワインは果皮も種子、果実も一緒に仕込まれるため、“赤色”に仕上がります。

一部のスパークリングワインに黒ブドウから造られるものがありますが、それでも果皮を取り除いて果実だけが使用されるため色合いは透明。赤いスパークリングワインは市場的にも珍しい存在なのです。

製造方法

赤ワインのスパークリングワインは、どのように造られているのでしょうか。スパークリングワインの製造方法にはいくつかあり、基本的にはこれらの方法で造られています。

・瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式)
・シャルマ方式(タンク内二次発酵)
・アンセストラル方式(古代方式)
・カーボネーション(炭酸ガス注入方式)

赤ワインのスパークリングワインは、イタリア・エミリアロマーニャ州の「ランブルスコ」が有名ですが、アンセストラル方式やシャルマ方式で造られていることが多いようです。一部のメーカーが瓶内二次発酵などで造るなど、製造方法によっても品質や個性に差が出てくると考えられています。

赤ワインのスパークリングワインの味わい

赤ワインから造られているスパークリングワインは、赤ワインの持つ「コク」「豊潤さ」「うまみ」などを感じることができます。

また、スパークリングワイン特有の「フレッシュさ」も兼ね合わせていることから、飲み心地爽やかで幅広い料理に合わせることができます。

アルコール度数も8%~11%のものが多く、初心者でも飲みやすいエントリー層にもおすすめのワインです。

本来、スパークリングワインはフレッシュで繊細な味わいが求められていることから、一般的には黒ブドウの果皮が一緒に仕込まれることはありません。(ロゼの場合は短時間仕込まれる)

しかし、赤ワインから造られるスパークリングワインは、黒ブドウの果皮も一緒に仕込んでから造らなければなりません。

そのため、品質の高いワインを造るためには高い技術が必要となり、各メーカーは細心の注意を払いながら製造しています。
赤ワインから造られているスパークリングワインは、各メーカーの技術の粋が詰め込まれた芸術品でもあるのです。

赤ワインのスパークリングワインの種類

赤ワインから造られているスパークリングワインには、さまざまな種類があります。

  • 甘口
  • 辛口
  • カジュアル
  • 高級ライン

それぞれ味わいや個性が変わってくるため、覚えておくとよいでしょう。

甘口

赤ワインから造られているスパークリングワインの中でも多いタイプが、「甘口」。昔ながらの造り方で造られているものは、発酵を途中で止めてから瓶詰めされることで甘口に仕上がります。

まず、果汁の糖分を酵母がエサとして二酸化炭素とアルコールが生成される工程がアルコール発酵です。発酵中に残留糖分が残った状態で瓶詰めされた場合、甘さと炭酸が残ったままのワインが仕上がります。

「ランブルスコ」では、甘口を「ドルチェ(Dolce)」と表記しており、やや甘口は「アマービレ(Amabile)」と呼びます。しっかりと冷やし、デザートなどと合わせると最高のペアリングをお楽しみいただけます。

辛口

イタリアの「ランブルスコ」は、1970~80年代頃に甘口タイプがアメリカに多く輸出されていました。その影響から赤ワインから造られるスパークリングワインは「甘口」というイメージが強く、辛口はあまり知られていない状況でした。

しかし、近年の赤スパークリングワイン人気によって辛口タイプが広く認知されたことで、日本の市場でも品質の高い辛口タイプと出会えるシーンが増えてきています。

赤ワインをアルコール発酵させる際、糖分を全て使いきった後に二次発酵させる方法によって辛口のスパークリングワインが仕上がります。

味わいの特徴は、赤ワインのコクと爽やかな風味、泡特有の心地よさ。

トマトソースを使った料理や生ハム、チーズなど幅広い料理と合わせることができるフードフレンドリーなワインとなります。

カジュアル

赤ワインから造れているスパークリングワインは、主にカジュアルなタイプが多い傾向にあります。
多産の黒ブドウ品種を使って造られているものが多く、シャルマ方式やカーボネーション、アンセストラル方式などを利用して大量生産されていることが関係しているでしょう。

缶タイプのものをはじめ、1,000円前後で購入できるタイプ、2,000円以下のものなど日常的に楽しめるタイプがこういったスタイルの赤いスパークリングワインです。

ランチタイムや普段の食卓、始めの一杯など気軽に楽しむことができるタイプといえるでしょう。

高級ライン

赤ワインから造られているスパークリングワインというとカジュアルなものが多く、高級なイメージは定着していません。

しかし、「ランブルスコ」の中には高級ラインを用意しているメーカーもあるなど、赤ワインのスパークリングワインの高級化が進んでいます。

瓶内二次発酵と呼ばれるこだわりの製造方法を採用したり長期熟成させるなど、シャンパーニュなどの高級スパークリングワインと同様の製法で仕上げられています。

色合いも繊細なルビー色となり、泡がきめ細かく、華やかでエレガントな味わいが特徴。手の込んだお料理とのペアリングを楽しめるだけでなく、単体でも満足できる力を持った赤のスパークリングワインです。

赤ワインのスパークリングワインはおもしろい!

赤ワインのスパークリングワインは、これからも人気が高まるカテゴリです。赤ワインの良さとスパークリングワインのフレッシュさが楽しめる、ほかにはない味わいが魅力。

甘口や辛口などさまざまな種類を試しながら、お気に入りの1本を見つけてみましょう。

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